資料集
原案小説「D坂の殺人事件」を元に作成した資料集です。
「Dの再審」では旧事件に関する裁判の証拠として調査するため、
原案小説のネタバレが含まれます。ご注意ください。
甲第3号証 見取図
事件現場付近 解説
白梅軒
※図 ●ロ 私と明智が贔屓にしている喫茶店 事件現場の古本屋と長屋の表通りがみえる
(向かいの長屋)
古本屋
※図 ◎イ 事件現場 奥に通じる障子戸は閉ざされ、学生が二人で立ち読みをしていた。
菓子屋
二階の物干し台で尺八を吹いており、屋根を伝って出入りしたものはいないと証言
時計屋
古書店の右隣にあり、争うような物音や、叫び声はないと証言
足袋屋
古書店の左隣にあり、時計屋と同じことを証言
旭屋
古書店と同じ長屋にある蕎麦屋
アイスクリーム屋
※図 ▲ハに出店しており、長屋の裏通りの入口から出入りした者はいないと証言
古本屋の裏長屋
学生などが住む。
警察の充分な捜査により裏長屋の住人は嫌疑から外れている。
登場人物
私 第一発見者
喫茶店 白梅軒の常連
本書の語り手 ※後の江戸川乱歩(本名:平井太郎)
明智小五郎 第一発見者
”私”の新しい友人で白梅軒の常連仲間
後の名探偵
古本屋の細君 事件の被害者
明智の幼馴染
首を絞められた痕があり、全身には無数の生傷があった
古本屋の主人 事件発覚時は別の場所で夜店を出しており不在だった
蕎麦屋主人 事件被疑者
被害者とは人目を憚る関係だった
蕎麦屋の妻 全身に被虐痕があるとの噂
アイスクリーム屋の主人 証言者
菓子屋の主人 証言者
時計屋の主人 証言者
学生A,B 古本屋の客
事件当時の古本屋店内についての証言者(証言の一部が食い違っている)
小林刑事 有能な刑事